【ウィーン=細川倫太郎、北京=羽田野主】中欧ハンガリーが中国への接近を強めている。首都ブダペストに復旦大学(上海市)のキャンパスを誘致するほか、新型コロナウイルスの中国製ワクチンの調達も進める。中国からの投資を引き出すのが狙いとみられ、欧州連合(EU)の分断が深まる可能性がある。

EUで中国の大学のキャンパスができるのは初めて。復旦大学は中国の名門大学のひとつ。共産党序列5位の王滬寧(ワン・フーニ...

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ソース
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR19D3L0Z10C21A1000000