中国の著名芸術家で人権活動家としても知られる艾未未氏は22日、新型コロナウイルスの発生源を調べる世界保健機関(WHO)の調査に関し「ある種の『芝居』になりつつある」と指摘し、中国側のさらなる協力が必要だとの認識を示した。日本外国特派員協会のオンライン記者会見に、滞在先のリスボンから参加した。

コロナ検証の独立調査報告に反論 「決断迅速」、初動遅れ否定―中国
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011901018&;g=int

 艾氏は、WHOの調査団が湖北省武漢市のウイルス研究所を訪れることも、正しい質問をすることもできないだろうと推測。「そのような状況下でどのように起源を見つけられるのか」と疑問を呈した。
 また、新型コロナは中国だけでなく世界の問題だと前置きした上で、「中国は初期の段階で情報を隠さず、世界の人々に知らせるべきだった。そのために(現在)中国は非常に重要な任務を負っている」と話した。

時事ドットコム 2021年01月22日20時44分
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22日、日本外国特派員協会のオンライン記者会見に参加する艾未未氏