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北海道、観光列車購入しJRに貸与へ 赤字区間で運行
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210124-00010000-doshin-hok

3年間無償の方針
 鈴木直道知事は23日、JR北海道が地元負担を前提に存続する方針の8区間の利用促進策として観光列車を購入して新年度から3年間、JRに無償貸与する方針を示した。地元負担は沿線自治体と合わせて年2億円だった昨年度と本年度より増額した上で道単独で拠出し、国の同額補助と合わせて複数の列車を購入する。JRは支援を受け入れ、新年度から観光列車を増発する方向で検討する。

資金繰りの助けに
道と国が全額補助し、道の第三セクター「北海道高速鉄道開発」に普通列車を観光列車仕様に改造した車両を購入させ、JRに8区間で運行してもらう。3年間の支援額は国と合わせ十数億から数十億円になるとみられ、毎年2両ずつ購入する方向で検討する。

 知事は会議で「地域が可能な限り支援することが重要という考えは変わらない」と強調した。JRの島田修社長は会議後、「大きな前進。設備投資の資金を道が用意してくれるので、コロナ禍で厳しい資金繰りの助けになる」と記者団に述べた。8区間は石北線新旭川―網走や宗谷線名寄―稚内など。(内藤景太、徳永仁)


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