0001ぐれ ★
2021/01/25(月) 22:42:12.68ID:qgrhf6yx9コロナ禍のなか迎えたこの冬、不要不急の外出自粛でいつもの散歩や外での運動を控えているという人も多いのではないでしょうか。
家で過ごす時間が長くなっているいま、ネット上では「日光を浴びていない」ことを気にする書き込みが見られるようになっています。
さらに、生活様式の変化で日光に当たる時間が短くなると、私たちの健康にさまざまな影響が出かねないことも分かってきました。
感染に気をつけながらどうやって日光を浴びればいいのか、調べてみました。
(ネットワーク報道部 記者 斉藤直哉 野田綾 高杉北斗)
「日光、浴びたいけど」
テレワークやリモート授業で家にこもりがちな日々。
不要不急の外出自粛が呼びかけられる中、SNS上では、日光を浴びていないことへの戸惑いの声や、日光を浴びる喜びの声があがっています。
「日光浴びな あかんけど、これは不要不急なんかなと思ったりして、なんかもうよくわからん」
「日中も不要不急の外出自粛らしいが、お日様に当たって散歩しない方が免疫力下がりそうだけど」
「不要不急の外出中。やっぱ日光を浴びると活力が湧くね」
骨折やけがのリスクも
日に当たらなくなると、私たちの体にはどんな影響が出るのか。
これまでにもさまざまな研究が行われてきましたが、コロナ禍が続く去年11月、「けがのリスクが高まっているおそれがある」という新たな研究結果が発表されました。
この研究を行ったのは、順天堂大学医学部の斎田良知特任教授。
順天堂大学 斎田特任教授
日本のプロサッカー選手20人余りを対象に血液中のビタミンDの濃度を調べたところ、通常は冬から春にかけて濃度が上昇する傾向があったのに、去年の5月にはおととし冬の濃度を下回っていました。
ビタミンDは、食事のほか日光を浴びることで体内で合成される栄養素で、血液中の濃度が低下すると疲労骨折や肉離れのリスクが高まることが海外の研究などで明らかになっています。
斎田特任教授は、去年4月の緊急事態宣言で屋外でのトレーニングや外出が制限されていたことから「選手たちが日光を浴びる時間が短くなったことがビタミンD濃度低下の主な原因で、けがをしやすくなっていた」と分析しています。
順天堂大学医学部 斎田良知 特任教授
「夏前に選手たちが練習を再開したときに肉離れなど筋肉のトラブルを訴えるケースが目立ちました。アスリートでない一般の人でも外出自粛で日光を浴びていないとビタミンDが不足するおそれがあります。外出自粛を終えるときには急な運動に注意し、特に高齢者は転倒による骨折や骨粗しょう症に気をつける必要があります」
ビタミンDは、魚やきのこ、卵黄といった食事からも補うことはできるそうですが、斎田特任教授は、10分から15分ほどの短い時間でも日光を直接浴びることが大事だとアドバイスしています。
順天堂大学医学部 斎田良知 特任教授
「ビタミンDの合成に必要な紫外線は窓ガラスを透過しないので、屋内で浴びるのではなく、周りに気をつけながら外で散歩するとけがの予防にいいと思います。紫外線による日焼けや寒さが気にならない程度に、手や顔を少し露出すると有効です」
日光不足で冬季うつ
日に当たらないことでの、気分の落ち込みのリスクを指摘する声もあります。
天気と体調の変化について30年近くにわたって研究を続けている愛知医科大学の客員教授で医師の佐藤純さんは、「日照時間が短いこの時期は、そもそも気分が落ち込む人が増える傾向にある季節です」と話します。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210125/k10012831971000.html?utm_int=news_contents_netnewsup_001