2020年の世界の海外直接投資(FDI)において、中国がアメリカを抜いて最大の投資先国になったことが、国連機関が24日発表した報告書で分かった。

 アメリカは昨年、海外からの新規投資が前年比でほぼ半減。世界トップの座から陥落した。

 一方、中国は海外からの直接投資が前年比4%増に。世界経済において中国の影響力が増している状況が改めて明らかになった。

■中国が「世界経済の中心」へ

 国連貿易開発会議(UNCTAD)の年次報告によると、昨年の海外直接投資は中国に対するものが1630億ドルで、アメリカは1340億ドルだった。

 2019年はアメリカが2510億ドル、中国が1400億ドル、新規の海外直接投資を受けていた。

 中国は昨年、新規海外投資の受け手としてアメリカを上回ったが、海外投資の総額ではアメリカがいまだ、投資先として他国を圧倒している。

 これは、アメリカが過去数十年間にわたって、国際的に最も魅力的な投資国だったことを反映している。ただ複数の専門家が、中国がアメリカに代わり国際経済の中心的な存在へと近づいていることが今回の報告で強調されたと指摘している。

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https://www.bbc.com/japanese/55792791
2021年1月25日