0001愛の戦士 ★
2021/01/26(火) 10:32:47.13ID:g+LcvsLQ9「ゆき」と「さち」。雌の災害救助犬2匹に1月14日、赤十字のマークが贈られ、日本赤十字社の正式な活動の一員となりました。2匹のため「活動要綱」をあらたに追加して認定しました。
全国で初となった今回のケース。彼女たちになぜ、このマークが贈られたのでしょうか。話は、10年前の東日本大震災にさかのぼります。(朝日新聞編集委員・東野真和)
【画像】変わり果てた故郷…佐々木さんが目の当たりにした光景とは?
「あのとき、災害救助犬がいたら」
岩手県大槌町で立ち食いそば屋の「大光そば」を経営する佐々木光義(みつぎ)さん(52)。この人が、「ゆき」(ゴールデンレトリバー、8歳)と「さち」(ホワイト・スイス・シェパード、7歳)の飼い主です。
佐々木さんは、2011年3月11日に起きた東日本大震災で大槌町にあった実家が津波に流され、父栄雄さん(当時75)と母セツさん(同73)が行方不明になり、飼っていた犬もいなくなりました。
東京で警備の仕事をしていた佐々木さんは故郷に飛んで帰り、両親を捜しましたが、見つかりません。都会の暮らしにも疲れていた光義さんは翌12年に大槌町に戻り、復興事業で働く作業員たちのためにと、プレハブで「大光そば」を始めました。
1年が経ちました。両親は見つかりません。
佐々木さんはふと「あのとき、災害救助犬がいたら、両親や他の人たちを救出できたかもしれない」「これからの災害時でも自分が役立ちたい」と思いました。
2013年にゆきを、14年にはさちを飼い始めました。ゆきは母の名「セツ」を漢字の「雪」に直して訓読みしました。さちは生後すぐ亡くなった姉の名から取りました。
台風や行方不明者で出動
2匹とも一般社団法人ジャパンケネルクラブ認定の災害救助犬に合格し、ゆきは捜索する警察犬としても登録されています。
ゆきは、のんびり屋さんですが堅実に役目をこなします。各地の訓練犬の技能を競う大会で何度も優勝しています。さちは美しい白い毛並みで、おてんばですが、佐々木さんと息があうと、ずば抜けた力を発揮するそうです。
実際に、被災地で救助活動をしたこともあります。2016年夏、岩手県岩泉町が台風19号災害に見舞われた後、佐々木さんから現地の警察に願い出て、行方不明者の捜索をしました。2020年には大槌町などで山菜やマツタケ採りから帰れなくなった行方不明者を捜しにも行きました。
ただ、佐々木さんはずっと考えていました。県外の被災地など、見知らぬ場所に出かけたときに、不審がられないかと。「認知されている赤十字のマークがあれば、どこに行っても現地で受けられやすいのでは」
※続きはリンク先で
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210118-00000007-withnews-l03
赤十字マークを贈られた、ゆき(左)とさち
https://i.imgur.com/RLi7DpJ.jpg