※読売新聞

奈良県宇陀市は29日、部下らに対するパワーハラスメント行為があったとして、市立病院リハビリテーション技術科の主任男性(36)を停職6月、市厚生保護課の主幹男性(60)を停職2月2日の懲戒処分にしたと発表した。主幹男性は停職6月相当とされたが、定年退職となる3月末までの処分とした。

発表では、主任男性は昨年12月、部下1人に「裏切ったら、ただではすまさない」などと15分にわたって威圧的な発言をした。この部下は精神疾患で翌日から出勤できなくなった。主任男性は「指導の域を超えていた」と話したという。

また、主幹男性は市立病院の医務課長だった2017年4月〜20年3月、部下や委託業者を大声で叱責しっせきするなどし、精神的な苦痛を与えたとされる。部下約20人が被害を申告しており、主幹男性は「当時はひどいことをしている認識はなかった」と話しているという。

2021/01/31 09:31
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210131-OYT1T50032/