顧問を務めていた中学校の野球部の部員に体罰を加えたとして、北九州市教育委員会は29日、57歳の男性教師を停職1カ月の懲戒処分としました。

懲戒処分を受けたのは、北九州市小倉南区にある市立中学校の57歳の男性教師です。

市教委によりますと、男性教師は去年9月、野球部の部活動の練習中に、1年の男子生徒の練習態度が悪いと感じ、胸元をつかみ引き倒すなどしました。男子生徒に、けがはありませんでした。

体罰を目撃した同じ野球部の男子生徒が、担任教師に報告したということです。

市教委は29日、男性教師の行為は体罰に当たるとして、停職1カ月の懲戒処分にしました。

男性教師は市教委の聞き取りに対し、「自分が情けない。生徒・保護者に申し訳ない」と話しているということです。

男性教師は過去にも、別の中学校で女子生徒の頬を平手打ちするなどの体罰を理由に、懲戒処分などを3度受けていました。

https://kbc.co.jp/news/article.php?id=6372195&;ymd=2021-01-29