新型コロナウイルス対策とうたい、無許可で高級ブランド「シャネル」などに似せたロゴ入りのせっけんなどを製造販売したとして、愛知県警は1日、同県新城市の無職の女(23)を医薬品医療機器法違反(無許可製造販売)と商標法違反の疑いで名古屋地検に書類送検し、発表した。

 「生活費を稼ぐためだった」と容疑を認めているという。

 生活経済課によると、昨年5〜12月、許可がないのに、シャネルやルイ・ヴィトンなどに似せたロゴをつけたせっけんやアロマストーンを製造し、フリーマーケットサイト上で10個で650円で販売したなどの疑いがある。「手作りせっけんコロナ対策」「こんなご時世なので楽しく手洗いできるせっけんを作りました」などとうたって出品していたという。

 厚生労働省によると、薬機法では、医薬品や化粧品を製造・販売する場合に許可が必要だと定めている。せっけんは、手洗いや洗顔など、人の体に使う場合には主に化粧品に分類され、薬用の場合には医薬部外品の扱いになるものもあるという。(高絢実)

2021年2月1日 11時13分 朝日新聞デジタル
https://news.livedoor.com/article/detail/19624585/
https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/4/e/4e751_1509_090fdee1_0a921c70.jpg