福岡市立の特別支援学校が、中等部に通っていた男子生徒1人を対象に、教室外の廊下の隅にマットを敷き段ボールで仕切った専用の小部屋を設けていたことが分かった。生徒は注意欠陥多動性障害(ADHD)と知的障害があり、福岡市教育委員会は「気持ちを落ち着かせるためだった」と説明する。生徒は自らの意思に反して小部屋に入れられ、不登校になったと訴えており、近く福岡県弁護士会に人権救済を申し立てる。

 小部屋の使用を巡っては主張が対立しており、市教委発達教育センターは「実際は入れていない」としている。

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西日本新聞 2021/2/4 6:00
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