NHK

新型コロナの影響で売り上げが落ち込んだ事業者に支給される国の「持続化給付金」を暴力団員であることを隠して受け取ったなどとして、金沢市の暴力団員の男が詐欺の疑いで逮捕されました。
男は「自分は暴力団の一員ではないつもりでいた」などと供述し、給付金をだましとった容疑を一部、否認しているということです。

逮捕されたのは山口組系の暴力団組員で金沢市に住む大田晴丈容疑者(48)です。
警察によりますと大田容疑者は去年5月、新型コロナで売り上げが落ち込んだ事業者を対象に国から支給される「持続化給付金」100万円を暴力団員であることを隠して受け取ったほか県からも20万円の「支援金」を受け取っていたとして、詐欺の疑いが持たれています。
調べに対し大田容疑者は「自分は暴力団の一員ではないと思っていたが、現役の組員と思われても仕方は無い」などと供述し、給付金をだましとった容疑の一部を否認しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/20210205/3020007323.html