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中国外交部の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で、フランスのマクロン大統領が中国が開発した新型コロナウイルス用ワクチンは有効性が不明だなどと発言したことについて、「一貫して安全性と有効性を最優先している」などと反論した。

マクロン大統領は、臨床試験の情報が一切共有されていないため、有効性は不明と主張。「中長期的にみて、このワクチンが適切でない場合、新たな変異株の出現を助長するのはほぼ確実」などと述べた。

汪報道官は「中国がワクチン開発の問題で、科学的で責任ある態度を取っていることを、何度も紹介してきた」と述べた上で、「中国政府は一貫して、新型コロナウイルスワクチンの安全性と有効性を最優先してきた。中国のワクチン開発企業は一貫して、科学の法則に基づく厳格な規律と管理監督によって、ルールに合致したワクチン開発を進め、国際的協力を積極的に展開している」と主張。

さらに、「国外で実施している第3期の臨床試験のデータから見ても、中国のワクチンは有効で安全だ」「アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプト、ブラジルなど多くの国が中国のワクチンを使うことを許可した。これらは中国のワクチンの安全性と有効性を十分に実証している」と述べた。

汪報道官は「さらに指摘したいことがある」と述べた上で「中国はワクチン開発と生産で、世界の先頭集団にいる。しかしワクチンの『販売促進』は一切していない。国際社会はワクチン問題で一致団結して力を合わせるべきであり、互いに競争すべきではない」と論じた。(翻訳・編集/如月隼人)