https://jp.techcrunch.com/2021/02/06/2021-02-04-marjorie-taylor-greene-qanon-congress-committees/

米下院の委員会は暴力的な陰謀論を推進した議員を除名処分に
2021年2月06日 by Taylor Hatmaker (@tayhatmaker), Nariko Mizoguchi

米下院の民主党は先の選挙で初当選したジョージア州選出議員Marjorie Taylor Greene(マジョリー・テイラー・グリーン)氏について、暴力的で反民主主義、時に反ユダヤ主義の陰謀論を支持したとして、所属委員会から除名する決議を採択した。

グリーン氏はさまざまな驚くべき陰謀の支持を展開した。ここには、17人が殺された2018年のパークランドでの高校銃撃事件は「やらせ」だった、というものが含まれる。そうした主張は、下院教育委員会からグリーン氏を除名するよう2つの教職員組合からの要望につながった。教育委員会はグリーン氏に割り当てられた委員会の1つだ。


グリーン氏の信念と議事堂で暴動を起こした暴力的なトランプ支持者の考えのオーバーラップは、議員の間で緊張を高め、議員の多くは議事堂で暴行が繰り広げられるなかで命の危険を感じた。

政策や協調体制の構築に対して明白な意欲に乏しい新米議員のグリーン氏が下院で立法の力を振るうとは考えられていなかった。しかしQAnonとそれに近い陰謀論が過激な考えを持つ一部の人たちという存在から主流派になり、再登場することも考えられ(軌道は主にソーシャルメディア企業の任意の判断によって描かれる)、グリーン氏の議会での扱いは、現実世界の暴力に波及する能力を示した以上の危険なオンライン上の活動が何をもたらすのかを発信することになる。