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https://www.zakzak.co.jp/eco/news/210209/ecn2102090003-n1.html
 韓国の現代(ヒュンダイ)自動車と傘下の起亜自動車が、自動運転技術を搭載した電気自動車(EV)の生産を巡る米アップルとの協議を停止したことが分かった。現代自と起亜自が投資家向けに、現在は協議していないとの開示文書を提出した。協議否定が嫌気され、8日の株式市場で現代自と起亜自の株価は大幅に下落した。

 米メディアによると、開示文書で「自動運転車の開発に関し、アップルと協議していない」と否定。さまざまな企業から自動運転EVの開発協力を求められているものの「何も決まっていない」とも説明している。

 これまでの韓国メディアを中心に、アップルがソフトウエアを開発し、南部ジョージア州ウエストポイントにある起亜自の工場で2024年にもEVの生産を開始する計画と報じられていた。現代自は今年1月、アップルとの協議を認めたが、その後、アップルに言及した部分を削っていた。

 アップルは事前の情報漏れを極端に嫌うことで知られ、一連の報道が協議停止につながったとの見方がある。一方、アップルの「下請け」扱いに現代自側が反発していたとの指摘もある。