ドイツのメルケル首相は10日、各州首相との会議を開き、14日までの予定だった新型コロナウイルス対策のための各種規制を
少なくとも3月7日まで、3週間延ばすことで合意した。

新規感染者数は減っているものの、感染力が強いとされる変異ウイルスへの警戒を続ける必要があるとの判断だ。

記者会見したメルケル氏は「変異株は現実のものとなり、今後も増えるだろう。問題はどのくらいの早さで増えるかだ」と述べた。

再び新規感染者数が増加に転じる可能性もあり、飲食店や店舗の閉鎖、公共交通機関などでの医療用マスクの着用義務
といった制限の延長に理解を求めた。

ただ、美容室は医療用マスクの着用など衛生管理を徹底することを条件に、3月1日からの営業を認める。
学校や保育所も、州の判断で前倒しして再開できることにした。いずれも昨年12月半ばから閉鎖され、再開の要望が強まっていた。
https://www.asahi.com/articles/ASP2C2RKSP2CUHBI001.html