※MBSニュース

 大阪府と大阪市が此花区の夢洲で2027年〜2028年の全面開業を目指していたカジノを含む統合型リゾート(IR)について、全面開業の具体的な時期を明示しないことがわかりました。

 新型コロナウイルスによる影響で、現在公募に応じているアメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスによる共同グループの経営が悪化していることや、話し合いなどの準備作業が進んでいないことが理由です。

 (大阪市 松井一郎市長)
 「コロナの影響によって事業者の方も様々な課題が出てきている。最善のスケジュール感で今動かしているというふうに僕はそう思っています。」

 2025年の大阪・関西万博会場でもある夢洲。大阪府と大阪市は夢洲への地下鉄延伸費用の一部約200億円を“IR事業者に負担してもらう”としてきました。これについて松井市長は次のように述べました。

 (大阪市 松井一郎市長)
 「これはそのまま求めていきます。人が動ける社会に戻っていけば、IR事業者のみなさんの体力も回復すると、そう思っています。」

 大阪府と大阪市は新たなスケジュールなども含めて今年夏〜秋に事業者を決定したいとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3335bdaae3f0799ace2698fa1483b7ed4dbe8d1f
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