https://mainichi.jp/articles/20210212/k00/00m/040/022000c

佐賀県の山口祥義知事が1月13日にあった県の新型コロナウイルス対策本部会議で
「(最近の感染事例は)ほとんど福岡由来」と発言したことについて、福岡市の市民団体などが10日、
県庁を訪れ、発言の撤回を求める申し入れをした。

会議では大川内直人・県健康福祉部長が「元栓を締めれば出る水は減る。福岡を最大限注意していくべきだ」とも述べていた。

申し入れをしたのは福岡県民ら約40人でつくる「人権問題を考える福岡の会」など、福岡県や東京都、佐賀県の3団体。
申し入れ書では、発言の撤回や「福岡県民がウイルスの運び屋であるかのような認識を改め、福岡県民に公式な形で謝罪すること」
など6項目を求めた。

文書を受け取った県側は「誤解も含め不快な思いをさせたかもしれないが、差別意識はない。
福岡県民が悪いという気持ちではなかった」と応じた。


佐賀県の担当者(右)に申し入れ書を手渡す市民団体の代表=佐賀県庁で2021年2月10日午後2時2分
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