フクシマ事故で漏れた放射能は77万テラベクレル(広島原爆168発分)
チェルノブイリで漏れたのは14エクサベクレル(広島原爆500発分)

フクシマはチェルノの5分の1程度
しかも放射能の8割は太平洋に流れた
地球は自転するため偏西風が吹いている
東京から見てフクシマは東に位置するため東京はフクシマの風上であり
筑波山で遮られるため東京には放射能がほとんど飛んでこなかった

また日本は高温多湿で降水量が多く、地表に降下した放射性物質は雨で流される
急峻な山がちの地形で流れの早い川が放射性物質を速やかに海に流してくれる
漏れた量がチェルノより格段に少なく、大半は海に飛ばされ、地上も雨で洗われているため、日本ではチェルノのような悲劇は起こらなかった

仮に事故が東京より西の浜岡原発で起きていた場合は東京が風下になるため
放射能は8時間ほどで首都圏を直撃していただろう
冬の晴れた夜は大気に逆転層が出現するため、放射能は空高く舞い上げられて薄まることがなく、地表を這うようにして進むため風下の人々は深刻な被曝をしていた可能性がある
しかし、富士山や箱根山、丹沢山地に遮られて東京の汚染は少ないだろう

同じように茨城の東海第二原発で事故が起きても筑波山で遮られ
新潟の柏崎刈羽原発で事故が起きても日本アルプスの高い山々に遮られるため
東京の放射能汚染は少ないか、まったく無視してよいレベルであろう

つまり、どの原発が事故を起こしても東京は壊滅的被害を受けるということはなく
むしろ日本で最も安全な場所であるということが言えるであろう
事故後慌てて西日本などに避難した者もいたようだが、冷静で客観的な判断が求めらるということは言うまでもないであろう