>こうした森喜朗の人となり(習性)を知るのにちょうどいい逸話が2つある。
回顧録『私の履歴書』(2013年)をもとに紹介すると……大学進学にあたって早大ラグビー部に入りたいが学力が足らず、そこでラグビー部の監督のもとに頼み込みに行くなどして入学を果たす。
「合格点には達していなかったかもしれないが、足らざるところはラグビー部推薦でゲタを履かせてもらったのだろう」とあけっぴろげに述懐している(そうまでして入るが練習についていけず、4ヶ月で退部)。

>また就職に際しては、「私の成績で新聞社に入るのは相当困難」であったことから、政治家に口利きを頼み込み、産経新聞の社長から「担当者に話しておこう」との言質を取る。
ところが人事担当は採用試験を受けろと言ってきたため、「試験は絶対に受けない。水野社長との約束を守ってほしい」とゴネて就職してしまう。
https://bunshun.jp/articles/amp/43372?page=1