ハグまたは抱擁は世界共通の愛情表現であり、互いに安心感や喜びを共有することができます。

しかし、抱きしめたい家族や恋人が離れた場所に住んでいるなら、ハグを恋しく感じるかもしれません。そもそも抱きしめてくれる相手がいない場合もあるでしょう。

ドイツのマックス・プランク知的システム研究所またスイス連邦工科大学チューリッヒ校に所属するロボット工学者アレクシス・ブロック氏ら研究チームは、ユーザーの望みを察知して優しく、また時には激しく抱きしめてくれるハグロボット「HuggieBot」を発表。

詳細は1月19日、プレプリントサーバー『arXiv』に掲載されました。

◯自然なハグを再現してくれるハグロボットを開発

今回、論文が提出されたのは、HuggieBot2.0と呼ばれるハグロボットです。名前が示すとおり、以前作られたHuggieBot1.0の改良版になります。

ブロック氏によると、新しいロボットプラットフォームには、自然で楽しいロボットハグのための6つの設計原則が適用されているとのこと。

以下が、HuggieBot2.0に適用された原則です。

@柔らかい
A暖かい
B人間サイズ
Cユーザーを視覚的に認識できる
Dユーザーのサイズと高さに合わせてハグする
Eユーザーがハグを終えたいときに自然と解放する
確かにこれらの原則が適用されるなら、よりリアルなハグに近づくことでしょう。

体の形にフィットするように抱きしめ、ハグが終わる時には、どちらかが強引に引き離すのではなく、自然とお互いにハグをやめることができるのです。


※引用ここまで。全文や画像、参考文献、元論文は下記よりお願いいたします。
https://nazology.net/archives/83082
https://nazology.net/wp-content/uploads/2021/02/602529fe78fa3.jpg