https://news.yahoo.co.jp/articles/210083746286cd72741c4766ea584f6f75a15012

緊急事態宣言が再発令されて1か月、多くの飲食店が時短営業を続ける中、
いま天神の公園では飲み会を開く若者たちの姿が目立っています。

その実態を取材しました。

2月9日、午後8時ー。

緊急事態宣言が続く中、午後8時を過ぎると多くの飲食店がシャッターを閉め、
店内の灯りを消して、営業時間の短縮に応じています。

そんな中、街では午後8時以降も「酒が飲める場所」として若者たちが集うスポットがー

◆記者
「午後8時を過ぎた福岡市・天神警固公園です。公園には若者たちが酒の缶を持って集まる様子が見られます」

この日の午後8時の気温は6.1度。

寒空の下、若い世代の学生やスーツ姿の人たちが「公園飲み会」を開いていました。

マスクを外して酒を飲む若者たち。

屋外で「飲み会」を開く理由について聞いてみるとー

◆大学生
「8時まで店にいたんですけど、それから追い出される様な感じで出てきた」
「換気の良いところだったら良いかなと思って」
「寒いとか関係なしで会話の方が盛り上がっちゃいます」

◆会社員
「飲み屋探そうってなってプラってしてて、なかったんでコンビニでお酒買って、ここに来ようようかと」
「公園で飲むのは開放感っていうのとお金が掛からないっていうのが一番」

話を聞いてみると「午後8時以降も人と酒を飲める場所」を求めて行き着いたのが「警固公園」だったといいます。

午後10時を過ぎると「公園飲み会」を終えて帰り始める人たちの姿がー

するとー

◆記者
「ゴミを置いていきましたね。ストローが刺さった酒の缶を公園に放置して、立ち去りました」

飲み会が行われていた場所を確認すると、酒の缶やたばこの吸い殻などのゴミがあちこちに放置されたままとなっていました。

◆通行人
「僕は飲みますよ」

◆通行人
「そもそもここで飲むっていうことがおかしい。今の時期を考えると」

飲食店などの時短営業で行き場を失い、集う人たち。

新型コロナ感染拡大によるひずみは、夜の公園の風景も変えています。