江戸の“自転車”高校生が再現

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20210216/2060006909.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

江戸時代、彦根藩士が発明した世界初の自転車、かもしれない乗り物を
地元の高校生たちが見よう見まねで再現し、16日、披露されました。

この乗り物は江戸時代中期、彦根藩士の平石久平次時光(ひらいし・くへいじときみつ)が発明した
立ちこぎをしながら進む三輪車で、世界初の自転車に該当する可能性があるとされています。
郷土学習でその存在を知った彦根総合高校の生徒たちが地元の藩士の功績を広めようと
去年11月から再現に取り組み、16日、完成した乗り物が久平次が眠る寺で披露されました。

乗り物は、実物と同じ全長2メートル、幅1メートルほどある舟形で、
前輪やねじなど一部を除いて当時と同じ木製です。
生徒たちは工業科ではありませんが、工具や知識を持ち寄って冬休み返上で作業を続け、
足踏み式のペダルを踏めば走行ができるほど精密に復元できたということです。

3年生の村西晃徳さんは「スムーズに動くものになってよかったです。
こんなにすごいものを作ったのにあまり知られていない久平次の功績を
これをきっかけに世の中に発信できたらうれしいです」と話していました。

再現された乗り物は、彦根市の長松院で来月末まで一般公開され、
事前に寺に連絡すれば試乗もできるということです。

02/16 17:43