菅義偉首相は17日、衆院予算委員会の集中審議で、日経平均株価の終値が15日に約30年ぶりに3万円を超えたことを問われると、
「3万円は目標の目標のまた目標だった。3万円を超えたということは、感慨深いものがある」と述べた。

 立憲民主党の田嶋要氏から3万円超えの感想を問われた首相は「水準について一つ一つコメントすることは差し控えたい」と当初は述べていたが、
その後「経済再生を最優先にアベノミクス、安倍前総理のもとで全力で取り組んできた」「何よりうれしかったのは、下落し続けた地方の地価が27年ぶりに上昇を見始めた」と、思いを徐々に開陳。
田嶋氏に「非常に誇らしい思いか」と聞かれると、冒頭の「感慨深い」との発言につながった。

 これに対し、田嶋氏は「バブルに入っているかもしれないとの声もある。実体経済と乖離(かいり)が広がっていないか」と指摘。
これに首相は「内外の下ぶれリスクに十分注意しながら、しっかりとした経済運営を行っていきたい」と応じた。
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