家族と犬連携し用水路で女性救出

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210218/5050013682.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

去年12月の夜遅く、薩摩川内市の住宅街で用水路の中を歩いていたお年寄りを
保護した女性に18日、警察から感謝状が贈られました。
行方不明の届け出があったお年寄りの救出劇には、女性と家族、それに愛犬との連携がありました。

感謝状を贈られたのは、薩摩川内市の保育園で調理員をしている鮫島佳津子さん(63)です。
18日は薩摩川内警察署で日高美剛署長から感謝状が手渡され、署員から大きな拍手が贈られました。

鮫島さんは去年12月8日の午後10時ごろ、12歳のメスの愛犬、“リリ”を連れて
自宅の外に出たところ、突然リリが付近の用水路に向かってほえだしました。
めったにほえないことから不思議に思った鮫島さんが用水路を見ると、
70代の女性が靴をはかずに中を歩いていて、声をかけると、
「道に迷って分からなくなりました」と答えたということです。

周囲は閑静な住宅街で暗く、気温も12度と低かったことから、鮫島さんは
すぐに夫と息子を呼んで女性を引き上げ、自宅に保護しました。
そして、息子が風呂を準備して暖を取ってもらっている間に警察に通報したということです。

当時この女性には家族から行方不明の届け出があり、警察は、このまま見つかっていなければ命の危険もあったとしています。
日高署長は「家族で協力して救助し、お風呂にまで入れて立派な対応だった」と話していました。

鮫島さんは「たまたま私だっただけで、このような状況になればどなたもする行為だと思いますし、発見した犬のおかげです。
私も高齢の母がいるので助けてあげなければという思いでした。無事でよかったです」と話していました。

02/18 17:02