産経新聞 2/20(土) 20:26

 医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの先行接種が始まった中、大阪府和泉市の府中病院で20日、市民への接種を想定した訓練が行われた。問診から接種、副反応がないか確認する経過観察まで一連の手順を確認した。

 市は4月以降に高齢者から順次、接種を始める方向で準備を進めている。この日は1時間で45人に接種する想定で、市職員ら約100人が参加した。

 経過観察では、接種後に副反応を示した人が出たとして、速やかに担架で搬出する場面も。一方、肩に近い上腕部に接種することから、衣服の着脱のため待ち時間が長くなったり、大勢が接種を終えると経過観察スペースが「密」になったりするなど課題も浮かんだ。

 同市の辻宏康(ひろみち)市長は「問診票の記入や待機場所の密解消など、スムーズに接種が進む仕組みづくりをしたい」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210220-00000546-san-pol
新型コロナウイルスのワクチン接種訓練で、手順を確認する医療従事者ら=2月20日午後、大阪府和泉市(沢野貴信撮影)
https://i.imgur.com/foxpQ2l.jpg