【AFP=時事】イタリア国家統計局(ISTAT)が18日公表した統計で、新型コロナウイルスの感染が最初に拡大した2020年第1四半期の婚姻件数が、
前年同期比で約20%減少したことが分かった。以前から減少傾向にあったものの、新型ウイルスの流行が拍車をかけた。

 ほぼ全期間において、厳格なロックダウン(都市封鎖)が敷かれた第2四半期の婚姻数は約80%、別居・離婚件数は約60%減少した。

 ロックダウンの制限には、披露宴の禁止も含まれていた。

 だが、イタリアでは新型ウイルスの流行以前から、婚姻件数は減少傾向にあった。19年の婚姻件数は18万4000件と、前年比で6%、08年比で25%減少した。

 一方、離婚件数は、08年の約5万4300件から19年には8万5000件以上に増加している。ISTATは、法改正により離婚手続きに掛かる時間が短縮されたことが主な理由だと説明した。

 イタリアでは長年、少子高齢化が問題となっており、若年層自体が減っている。

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