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「鬼畜米英罪悪集」大日本産業報国会

・・・戰局の激化と共にますますわれらの眼の前に暴露して來るものは
敵米英アングロサクソンの民族的殘虐性である。

それは、身動きも出來ない傷病兵を戰車の轍にかけて轢き殺し、抑留邦人に加へた奴隷にもひとしき待遇、
さらに病院船に盲撃を加へて恥ぢざるなどの、暴擧に現はれた殘忍行爲のみを言ふのではない。

米英アングロサクソンの民族的殘虐性は、歷史の生きた事實がこれを實證してゐる。鬼畜米英こそ、世界人類の公敵である。

現在、敵国で、監禁生活に苦難の日を送ってゐる同胞・・・
多年、太平洋岸で、刻苦經營、營々として絶えざる奮鬪によって築き上げた地盤を根こそぎに剝奪され
流人の如く追放移動を強制されたものは、實に13萬を突破してゐる。
さらにカナダ、メキシコ、キューバ、パナマ等を加ふれば、約30萬の同胞が、非人道的な虐待をうけてゐる。