経済ジャーナリスト須田慎一郎氏(59)が20日、読売テレビの情報番組「あさパラ!」に出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会新会長に橋本聖子・前五輪相(56)を選んだ候補者検討委員会の舞台裏で、森喜朗前会長による「小池(百合子都知事)外し」が繰り広げられたとの考えを述べた。

 司会のお笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴは「森前会長と竹田(恒和・JOC前会長)さんは、すごい仲が悪かった。竹田前会長は(ソウル五輪銅メダリストの)小谷実可子さん、森さんは橋本聖子さんをかわいがっていた。(森さん、竹田さんの)代理戦争のような話がある」とパネルで説明した。

 これを受けて須田氏は、森前会長と小池都知事の関係に注目し「(橋本新会長を決めた)今回の人事は完全な小池外し。森さんも菅(義偉首相)さんも大嫌いなんですよ」と指摘。さらに「女性ありきで、森さんは院政を敷きますから、自分がコントロールしやすい人。(森さんと橋本さんは)上司と部下ですよ。五輪の花である男女マラソンを(東京から橋本さんの出身地の)北海道に持っていったのは橋本さんで、バックアップしたのは森さん。小池さんは橋本憎しなんです」と話した。
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