楊海英
(中国で)年間十数万件の暴動が発生しても政権が安泰なのは、最先端の科学技術で国民を一人残らず監視しているからだ。
中国共産党は建国以来、戸籍制度を悪用して世界有数の個人データベースを構築してきた。
国家にとっての善悪を基準に国民を選別。
日々の行動から思想まで把握し、干渉が可能となった。
今ではウイグル人を100万人単位で強制収容所に監禁。

中国政府は現状を全て「共産党の実績」「中華民族の偉大な復興」と誇っている。
一方、日本やアメリカはいまだに「自由貿易体制に迎え入れたのが正しかったのか」「建設的関与とは何か」と議論するばかりだ。
そんな日米を「民主主義ほど時間を浪費する制度はない」と冷笑しながら、中国は自信満々で独自路線を歩んでいる。