最近読んだ本の受け売りなんだけどさ。ステファニー・ケルトンの『財政赤字の神話』だけど。
ルーズベルトが1930年代後半からアメリカで大々的に社会保障制度を実施しようとしたけど、
「財源どうするんだ」「お前は社会主義者か」とか攻撃され抵抗されるもんだから、
それを避けるために「社会保障は保険料を徴収してそれで賄うので財源は確保されるのです。社会主義ではありません」と抗弁して、
社会保障を受ける人たちにとっても「保険料を払ってきたんだから社会保障を受けるのは権利だ」と思えて受給しやすくしたっていう歴史的経緯だったんだって。
でも本質的には保険料なんか徴収する必要はない、ただ通貨を発行してそれで賄えばいいことだということはルーズベルト自身は分かっていたんだって。