東京駅と静岡県・伊豆半島を結ぶ特急「踊り子」などで使われ、近く引退する旧国鉄時代の車両「185系」で、行き先表示幕などの備品の紛失が相次いでいることが24日、JR東日本への取材で分かった。業務中になくすことは考えづらく、盗まれた疑いがあるとして、JR東は警察に被害届を提出した。「もし盗難なら、悲しく残念だ」としている。

 JR東によると、昨年末以降、185系の車両側面にある行き先表示幕や、号車札といった備品の紛失が判明した。駅や車両基地に停車中の列車から収集や転売目的で備品が盗まれる事例は後を絶たないとしている。(共同通信)

西日本新聞 2021/2/25 5:19 (2021/2/25 5:21 更新)
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