【リコール署名捏造】河村市長「首謀者ではない」 支持者向けの文書には「名古屋市の公務として(リコール)主張」

リコール署名を巡る疑惑。「応援」か「中心的」か、名古屋市の河村たかし市長の“役割”を巡って、署名の偽造疑惑は、名古屋市議会にも波紋を広げています。

25日の名古屋市議会本会議。

秋から冬にかけて新型コロナの第3波が心配されていたとき、市長は『署名集め応援してチョー』と応援団となって知事のリコール署名が行われ、
市長は街頭活動に出ていました。市長は『応援団』どころか、中心人物であることがはっきりしました。
市長はコロナ対策より、リコールを優先したわけです」(共産党 江上博之 市議)
 
市議会での応酬を受けて、議会終了後に河村市長は報道陣に次のように話しました。

「リコールについて、僕が首謀者というのは誤りじゃないですか。首謀者という名前はいかんですわ。
リコール運動は正当な運動ですからね」(名古屋市 河村たかし市長)

「リコールは集まって話をしながら対面で署名を書くわけでしょ。
緊急事態宣言で人が集まらないようにしようと、対面でやってはいけないという時は、これは無理じゃないかと高須さんに言いました。
高須さんも認めているが、『自分はがんで命が危ないので、僕の気持ちを叶えたい』と言われた。
命がと言われると、『そこまで言われるなら、お付き合いしましょう』としたのは事実ですわ」(名古屋市 河村たかし市長)

大村知事を対象としたリコール運動の展開に当初、新型コロナの影響もあり、自身は消極的だったと発言。

ところが運動が始まると…。

「あいちトリエンナーレは、みんなの金でやったのが問題」(名古屋市 河村たかし市長 2020年10月)

応援団長としながらも運動期間中、自身の事務所を通じて支援者らに署名集めの協力を求める文書を送っていました。

名義は河村市長です。

■河村市長名義の支援者らに署名集めの協力を求める文書

リコール運動のきっかけとなったあいちトリエンナーレについて、
「政治的に著しく偏った展示を大村知事の独断独裁でするのは許されない」「名古屋市の公務として主張」という言葉が並んでいます。

リコール署名をめぐっては、すでに死亡した人の名前が署名されているなど、
署名の偽造疑惑が浮上し、警察が強制捜査に乗り出しています。

全文
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6dc4c914d77ba00735216614214b0d156ff464e