※読売新聞

河野行政・規制改革相は28日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの高齢者らへの接種を巡り、予約のキャンセルや自然災害による停電など想定と異なることが起きても対応できるよう、自治体向けの指針をまとめる考えを示した。貴重なワクチンを使い切ってもらうためだ。

米製薬大手ファイザー社製ワクチンは現在、超低温で保管し、解凍後5日以内に使う必要がある。河野氏は「『こういう時は(計画から離れて)どんどん打ってください』という考え方を示したい」と述べた。

河野氏はまた、同社製ワクチンの輸入量に関し「4月は少し上積みできるのではないか」との見通しを明らかにした。上積み分はワクチン不足に備えて政府が在庫として管理する。上積みが見込まれる数量については言及しなかった。

2021/02/28 19:27
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210228-OYT1T50121/