心理カウンセリングの利用者にわいせつな行為をしたとして、岐阜県警が準強制わいせつの疑いで、岐阜市の心理カウンセラーの男性(61)を書類送検したことが分かった。送検は一日付。

 関係者によると、男性はカウンセリングの客だった愛知県の女性宅を訪れ、治療の一環と信じ込ませて体を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれている。

 女性は、治療名目で二〇一七〜一九年に自宅で六回にわたって性行為をされたとして、慰謝料三百万円を求めて男性を岐阜地裁に提訴している。

 男性は元臨床心理士。大学で心理学を教えるなど教員を務めた経験もあり、現在は岐阜市内でカウンセリング業を営んでいる。送検容疑と提訴内容は、ともに否定。本紙の取材に「守秘義務があり、コメントできない」と話した。

https://www.chunichi.co.jp/article/211291?rct=national