EU ワクチンの域外輸出を初めて阻止
テレ朝 [2021/03/05 03:30]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000208934.html

 EU(ヨーロッパ連合)が新型コロナワクチンのオーストラリアへの輸出を認めなかったことが分かりました。域外への輸出阻止は初めてとみられます。

 EU関係者によりますと、イタリアの工場からオーストラリアに向けて送られる予定だったアストラゼネカのワクチン25万回分について、イタリア当局とEUは輸出を認めませんでした。

 EUはアストラゼネカがEU向けのワクチン供給を大幅に減らすと通告してきたことを受け、1月末以降、域内で生産したワクチンを域外へ輸出する際は事前に申請するよう義務付けていました。

 今回、アストラゼネカは事前に申請し、却下されたということです。

 実際に輸出が阻止されたのは初めてとみられます。

 日本向けのワクチンはベルギーの工場で製造されていて、日本政府も調達への影響に懸念を示していました。

 EUの輸出規制措置は少なくとも3月末まで続けられることになっています。

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EU ワクチン輸出差し止め 日本への影響は?
FNN 2021年3月5日 金曜 午前6:27
https://www.fnn.jp/articles/-/151989

EU(ヨーロッパ連合)が、新型コロナウイルスワクチンの輸出を差し止めたことがわかった。

EU関係者によると、差し止められたのはアストラゼネカのワクチン25万回分で、イタリアの工場からオーストラリアに輸出される予定だった。

アストラゼネカがイタリア政府に輸出の許可を求めたが、イタリアが拒否し、EUもその決定を覆さなかった。

アストラゼネカのワクチンをめぐっては、EUへの供給が当初の契約よりも大幅に減ると報じられていて、EU側が反発していた。

EUによる輸出差し止めは、今回が初めて。

ファイザーのワクチンをEUから輸入している日本への影響が懸念される。