東日本大震災から間もなく10年。東北各県の被災地が復興を模索し続ける間にも、世界各地で起きた震災が大きな爪痕を残した。被災者たちは、枯れることのない涙を拭い、コロナ禍の逆風にあえぎながらも再生の歩を進めている。トルコ、台湾、インドネシアの被災地の現状を3回に分けて紹介する。

【スラウェシ島中部地震:18年9月28日午後6時2分ごろ M7・5】

 2018年9月に起き、4140人が死亡したインドネシア・スラウェシ島中部地震は、津波に加え、大規模な液状化現象による地滑りで被害が拡大した「世界でも類を見ない災害」(国際協力機構(JICA)調査団)となり、その爪痕は2年以上経ても各地に残る。新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、地元政府が進める住宅再建や集団移転は計画が遅れ、被災住民はいらだちを募らせている。(共同通信=岡田健太郎)

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2021年3月5日 7時00分