https://news.yahoo.co.jp/articles/450ce054ae934d8c17cd98a8f42d6e966b407614

若い世代(18〜29歳)の25%が、新型コロナウイルス下でリーフ茶(茶葉からいれた緑茶)の飲用頻度が
「増えた」と回答したことが、農水省の調査で分かった。家で過ごす時間が長くなったことや健康への関心が
高まったことが背景にある。ペットボトル緑茶飲料の浸透で茶葉離れが課題だった消費に、変化が見られた。

農水省が「緑茶の飲用に関する意識・意向調査」を、昨年10月中旬から11月上旬にかけて実施し、
18歳以上の男女1000人から回答を得た。

リーフ茶の飲用頻度が「増えた」と回答した人は全世代合計では14%(143人)だったが、18〜29歳の世代では
「とても増えた」「少し増えた」と回答した人が25%(36人)に上った。

増えた理由(複数回答)として、18〜29歳世代では「自宅で食事する時間が増えたから」(57%)が最多。
「自宅でくつろぐ時間が増えたから」(47%)、「健康機能性に魅力を感じたから」(44%)、
「家族と過ごす時間が増えたから」(22%)と続いた。

リーフ茶飲用頻度が「増えた」と回答した全世代で、茶葉購入先(複数回答)として「増えた」のは「スーパー」(75%)、
「インターネット販売」(30%)、「茶専門店」(29%)、「ドラッグストア」(21%)。

ネット購入が増えたと回答した人の割合は60代がトップ(42%)、次いで70代(36%)と高齢層の電子商取引(EC)
利用の急伸も見てとれる。18〜29歳の世代は33%でそれに続いた。

茶葉は緑茶飲料や他の飲料にシェアを奪われ、需要が減少している。コロナ下での業務需要の落ち込みも
拍車を掛け相場が低迷し、消費喚起が課題となっている。

農水省は「リーフ茶飲用の機会増加を捉えて、茶業界には若者がさらにお茶を飲むような取り組みを期待したい」
(茶業復興推進班)と話す。


コロナ下でのリーフ茶飲用頻度の変化
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