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無能大阪のせいで他が迷惑を被る

【悲報】幕末維新の大阪人、勝先生の眼中になし【無能】

俺は天下に恐ろしい者を二人見た。横井小楠(肥後人)と西郷南洲(隆盛、薩摩人)だ。
佐久間象山(信州人)は物識りだったよ。学問も広し見識も多少持っていたよ。しかしどうも法螺吹きで困るよ。
藤田東湖(水戸人)は多少学問もあり剣術も達者で一廉役に立ちそうな男だったよ。しかしどうも軽率で困るよ。
木戸小菊(孝允、長州人)は西郷などに比べると非常に小さい。しかし綿密な男さ。
吉田松陰(長州人)、真面目な人だった。漢書は読めたし武士道は心得ているしなかなか偉者だった。
斉彬公(島津、江戸人)はえらい人だったよ。
坂本竜馬(土佐人)、あれは俺を殺しに来た奴だがなかなか人物さ。なんとなく冒しがたい威権があってよい男だったよ。
小栗上野介(江戸人)は精力が人に優れて計略に富み世界の大勢にほぼ通じて、しかも誠忠無二の徳川武士で。度量の狭かったのは惜しかった。
山岡鉄舟(江戸人)も大久保一翁(江戸人)も共に熱性で切迫の人だったから可哀想に早く死んだよ。俺はただずるいから長生きしてるのさ。
二宮尊徳(相州人)は至って正直な人だったよ。
鍋島閑叟公(江戸人)は名高い名君だがすこぶる陽明派の学問に達しておられたということだ。
山内容堂公(土佐人)は天資豪宕、襟懐洒落、真に英雄の資を具えて居られた。
江川太郎左衛門(伊豆人)もまたかなりの人物であった。この男は山の中で成長して常に遊猟などをして筋骨を練り明け暮れ武芸に余念がなかった。
渡辺崋山(江戸人)、温厚の人で何もかもよく出来た人さ。高野長英(陸奥人)はずっと人物が下がるが蘭書がよく読めたので人が機械的に用いたよ。
小関三英(出羽人)は泉州岸和田の家来で医者であるが蘭学がよくできた。
岩倉具視公(京都人)は度量が大きくて公卿の中では珍しい人物であったよ。
高島秋帆(長崎人)というのは日本で銃陣の鼻祖だ。
陸奥(宗光、紀州人)は幕僚となるに適した人物で、幕僚に長としてこれを統率するには不適当であった。
福澤(諭吉、豊後人)は学者だからね。俺などの通る道と道が違うよ。
松方(正義、薩摩人)は謹厚の性質だ。これだけは俺が保証する。
白井亨(江戸人)、この人の剣を使うやほとんど一種の神通力を具えて居た。その白刃を提げて立つや凛として犯すべからざる神気刀尖より迸りて向かいなどに立って居られなかった。
大久保(利通、薩摩人)という男はあんまり功名を急ぐ欠点があるから折々やり損ないがあったけれど、あの男のように思い切った果断に富んだ者はまあ珍しいんだよ。
蜀山人(大田、江戸人)、私の六歳七歳時分から伯父の家でよく遇ったが顔の真赤な面白い男だった。