豪研究チーム、ヒトへの感染に「完全に適応」
https://www.epochtimes.jp/p/2020/06/57608.html

SARS-CoV-2と13種類の一般的な動物宿主との結合を比較した。
比較対象の動物は、コウモリ、センザンコウ、犬、猿、猫、虎、ハムスター、
フェレット、ジャコウネコ、馬、牛、蛇とネズミ

研究結果では、SARS-CoV-2のスパイクプロテイン(spike protein)とヒトの
細胞表面の受容体ACE2との結合が、13種類の動物と比べて、最も強いと示された
教授は、ウイルスのこの特性について、「普通とは違う」と指摘

一般的に、ウイルスとヒトの細胞受容体との結合は比較的弱く、動物の受容体との
結合が比較的強いからだ。時間とともに適応を経て、ウイルスと新しい宿主の結合は
徐々に強くなる。
しかし、今回のSARS-CoV-2は最初から、ヒトの受容体と非常に強い結合力を見せ、
完全にヒトに適応した。これには非常に驚いた

同教授は、人類の歴史上、いかなるウイルスの自然宿主もヒトではなかったとした。
ほぼすべての伝染病は、ヒトが動物から感染した。
「もし例外があるなら、これは実験室から病原体が漏れて、伝染病を招いたとしか
考えられない」

同教授は、エイズウイルス(HIV)も例外である可能性が高いと示した。
医学界では、エイズウイルスの起源はサルだと認識されている。
しかし、実際には、科学者は未だにサルからHIVと完全に一致したウイルスを
見つけていないという。「HIVの起源はヒト自身であるかもしれない」