鹿屋市串良の小牧遺跡で出土した縄文時代後期(約4300年前)の土器の底から、クロゴキブリの卵の圧痕(あっこん)が見つかった。鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター(霧島市)が19日発表した。県内では初の発見で、同センターは「縄文後期に安定的な食料資源があったことが分かる」としている。

 土器片に残る圧痕は長さ約11ミリ、幅5ミリ、厚さ3ミリのくぼみ。シリコンゴムを使った型取りなどを実施し、形状や大きさから、クロゴキブリの卵鞘(らんしょう)(卵を包むカプセル)と分かったという。土器が焼かれる前に付いたと考えられる。

 クロゴキブリは、18世紀以降に中国から渡来した外来種とみられていた。しかし5年前、卵鞘圧痕のある縄文後期の土器が宮崎市の本野原(もとのばる)遺跡で確認。今回の発見で、縄文時代から日本に存在した可能性がより高まったという。

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2021年3月20日 6時30分