(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は23日、日本から輸入したタチウオ1.1キロから、発がん性が指摘されている「ロイコマラカイトグリーン」(LMG)が検出されたと発表した。輸入は認められず、廃棄または積み戻しとなる。

マラカイトグリーン(MG)は、工業用染料や動物用医薬品などとして使われる化学物質。LMGはMGの主要代謝物で、MGが生体内で還元されることによって生じる。台湾ではいずれも使用禁止で、許容量は「ゼロ」とされているが、タチウオからは、LMG 1.5ppb(1ppbは10億分の1)が検出された。

同署は、水際検査で不合格となった輸入食品を定期的にウェブサイトで公開しており、この日発表された20品目のうち、日本からの輸入品は計5品目に上った。タチウオ以外の果物や抹茶粉などからは、基準値を上回る残留農薬が検出されていた。

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