小田急電鉄は26日、神奈川県海老名市の小田急線海老名駅に隣接して建設した同社初の鉄道ミュージアム「ロマンスカーミュージアム」の内覧会を開いた。オープンは4月19日。歴代のロマンスカー車両や運転シミュレーター、沿線風景をイメージしたジオラマパークなどがあり、鉄道ファンから親子連れまで幅広い層が楽しめる空間となっている。

【動画】歴代のロマンスカーが並び、沿線を再現したジオラマも

 鉄骨2階建てで、延べ床面積は4400平方メートル。メイン展示となる1階のロマンスカーギャラリーには、流線形のロマンスカーとしては初代に当たり、1957年から92年まで走ったSE(3000形)や、運転席が2階にあるNSE(3100形)など5車種を展示。車両内部も見学できるようになっている。

 2階のジオラマパークは新宿から箱根までの沿線イメージを約190平方メートルの巨大ジオラマで表現。海に浮かぶ江の島や、小田原城を臨む小田原駅周辺をロマンスカーなどが走行する様子を楽しめる。運転シミュレーターは、LSE(7000形)の本物の運転席を活用した。

 元運転士で初代館長を務める橋孝夫さん(57)は展示されているロマンスカー5車種すべてで運転経験がある。「ミュージアムを通してお客さま、地域住民と一緒に楽しい未来をつくりたい」とあいさつ。同社の山口淳広報部長は「ミュージアムは当社とお客さまとの直接的なコミュニケーションの切り札。街のにぎわいの創出にも寄与したい」と話した。

 年間入場者数33万人を見込むが、感染症対策で当面は完全予約制とする。4月1日からミュージアムのウェブサイトで申し込みを受け付ける。

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3/26(金) 21:51配信

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