長くエキストラやってましたが、渡鬼の現場だけは他とまるで違いました
まず緑山のスタジオなので、カメラ数台で一度で撮れる
普通はワンカットごとにカメラを切り替えて同じ芝居を何度も撮るんですが、渡鬼はそのシーンまるごと最初から最後まで一気に撮るんです
長回し長ゼリフそのまんま撮ってます
だからドラマの撮影というより演劇の芝居みたい
役者はセリフをすべて覚えてきていて長ゼリフをやり切ります
物凄い緊張感がスタジオ全体につつまれてます
ミスれば他の役者さんに迷惑かけるので しかもピン子さんやら大御所がいるんだから、下の者の緊張感は想像を絶します
まずドライ(カメラ回さない事)で一度やる
監督と役者の間で修整など 演技を観てカメラワーク最終確認
次にランスルー(舞台でいうゲネプロ) カメラを回して本番と同じ撮影 終わって諸々の最終確認
そして本番一発撮り
5分はゆうに超える長いシーンにもなります それを役者さんたちは完璧に演技していきます
本当に凄い現場でした