※読売新聞

2020年度に首都圏の私立大に入学した下宿生への仕送り額は、月額8万2400円(前年度比2900円減)と1986年度の調査開始以来、最低だったことが5日、東京地区私立大学教職員組合連合の調査でわかった。

調査は20年5〜7月、早稲田、明治、中央大など首都圏の1都3県にある9大学に入学した学生の保護者を対象に行い、約5400件の回答を得た。

1か月の仕送り額は、ピークだった1994年度(12万4900円)以降、減少傾向で、仕送りから家賃をのぞいた生活費も1日平均607円で、過去最低となった。同連合の担当者は「保護者から新型コロナウイルスの影響で減収になったという声が寄せられており、仕送り減につながったのでは」としている。

2021/04/06 05:22
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210405-OYT1T50184/