青谷上寺地遺跡のことを言っているのなら、
出土人骨109体のうち、4体でY-DNAの決定に成功して
そのうちの2体がC1a1、残りの2体がDとOであったという報告に過ぎない。
父系で縄文が優勢などとミスリード報道されたが、たった4体のサンプルから言えることは少ない。

核ゲノムの解析も終えていて、PCAではサンプルのいずれも現代日本人の位置にプロットされた。
つまり典型的な弥生人の集落遺跡であったということだ。

弥生時代の遺跡なら、西北九州(長崎県・下本山)のDNA解析結果が興味深い。
下本山3号はY-DNAではOと判明したが、核ゲノムでは縄文クラスターにグッと近づいている。
これは弥生男が縄文女を孕ませて生まれた個体とみられる。
さらに、この西北九州弥生人が、沖縄人の祖になった可能性がある。

主成分分析
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