愛知県安城市に住む70代の行政書士の男性が、パソコンに出た偽のメッセージを見て電話をかけ、電子マネー26万円分をだまし取られる被害にあいました。

 愛知県警によりますと、被害にあったのは安城市に住む70代の行政書士の男性です。

 男性は、4月1日の正午過ぎ、「東京マイクロソフトエンジニア」「あなたは危険地域に入った」「直ちに電話してください」などのメッセージをパソコンで見たため、画面に表示された番号に電話をかけました。

 電話には男の声で応答があり、「直すためには電子マネーが必要」と言われたため、指示に従って、コンビニエンスストアで26万円分の電子マネーを購入しました。

 男性はさらに電話で、ID番号を教えたため、その権利をだましとられたということです。

 詐欺事件を扱った10日の地元紙の記事を見た男性が、自分も被害にあったのではないかと、11日になって警察に届け出て、事件が発覚しました。

 警察は、サイト利用料などの名目で、多額の支払いを電子マネーで要求された場合は詐欺で、1人で判断せず、必ず誰かに相談するよう注意を呼び掛けています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/edf3fb4b1d24e52f41b0bcc72ff65ba1c6a73cc9