新型コロナのワクチンの接種が、名古屋で14日から始まりました。一方で「予約をするのが難しい」という声も聞かれました。

14日、午後2時半から名古屋市で始まった新型コロナワクチンの高齢者向け接種。
対象となるのは名古屋市中区在住の80歳以上で、14日は、午後6時半までに200人が接種する予定です。
接種を受けた高齢者は…。
 
「かかって人にうつしたくないから。今まで打った注射の中で一番痛くなかった。
密にならないようにやって、スムーズだった」(接種を受けた人)

中区では、今後も順次接種が行われ、5月9日までに3400人に接種する見込みです。

優先接種が名古屋で始まった中、「高齢者が自分で予約をするのは難しい」という声が相次いでいます。

「電話を受け付け開始日の午前9時にすぐかけたが、全然かからなくて」(安藤はる子さん)

中区に住む87歳の安藤さん。受付開始と同時に予約の電話をかけたといいますが、つながらなかったといいます。

その後、代わりに息子がインターネットで予約を試みると…。
「ある程度、予約日時は埋まっていて、空いているところで都合のいい時間を選ぶという感じ」(安藤さんの息子・正男さん)

息子に手伝ってもらい、今月21日の予約が取れました。
「やってもらわなければできない。電話がつながらなくてイライラしますもんね」(安藤はる子さん)

大須で惣菜店を営む近藤さんは、84歳の義理の母に代わり、予約が始まった翌日にインターネットで申し込みをしたといいます。

「電話は予想から時間かかるだろうなって。14日はバツ。すごいと思った」(近藤利加子さん)
結局、予約ができたのは1回目の優先接種の最終日、来月9日でした。

「高齢者にネット予約は難しい。みんな代わりにやってあげているみたい」(近藤利加子さん)
https://www.nagoyatv.com/news/?id=006154#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3