福井新聞(2021年4月14日 午後5時10分)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1298160

 福井県越前市は4月13日、新型コロナウイルス禍の経済対策として「飲食店応援!家族で食事券」を発行すると発表した。18歳未満と生活困窮者の計約1万4千人に、市内の飲食店で使える食事券1万円分を配布する。

 対象は、市内在住で18歳未満の約1万3千人(約7500世帯)と、国の制度の住居確保給付金や緊急小口資金、総合支援資金を利用する生活困窮者約千人(約600世帯)。感染拡大防止のため、同居家族での飲食やテークアウトでの利用を推奨していく。

 食事券が使える飲食店は、国の飲食業支援策「Go To イート」に合わせた市の「たべよっさEchizenキャンペーン」に登録する182店舗(13日現在)。500円券20枚分となっており、一度に複数枚利用できる。

 18歳未満の対象世帯には26日に発送。生活困窮者には越前市社会福祉協議会で直接手渡す。利用期間は9月30日まで。越前市産業政策課は「(コロナ禍で)特に困っている人を対象にした支援」としており、活用を呼び掛けている。