※テレ朝

東京と神奈川では、緊急事態宣言解除後、一日の感染者が最も多くなりました。変異ウイルスによる感染が急増しています。

■小池知事「明らかに変異株は猛威」

14日、都内で確認された新規感染者は591人。緊急事態宣言解除後、最多です。
 
さらに、都は72人が、感染力が強いとされる「N501Y」と呼ばれる、変異ウイルスに感染したと発表しました。

小池百合子知事は「明らかに変異株は猛威を奮っていると認識しながら、対策を打っていきたい」と話しました。

神奈川県でも、宣言解除後、最多となる205人の感染を確認。変異ウイルスの感染者も増加しています。
 
黒岩祐治知事は「変異株がどんどん広がってきている。(新規感染者数の)30%を超える状態になってきている。直ちに国へ向けて『まん延防止等重点措置』の要請、この準備に入りたいと思っている」と話しました。

■政府と専門家で“第4波”にズレ

こうした状況に、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長は、「第4波」に入っているとの認識を示しました。

尾身会長は「今の状況はいわゆる第4波と言って差し支えないと思う。変異株の影響もあって、『まん延防止等重点措置』を発出するなら、極めて迅速的に機動的に出す必要がある時期に来ている」と話しました。

一方、菅義偉総理大臣は第4波との見方を否定しています。

菅総理は14日の参院本会議で、「現時点で全国的な大きなうねりとまではなっていないものと考えています」と述べました。

[2021/04/15 13:43]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000213046.html