15日、甲賀市の夫婦が、ニラと間違えて庭に生えていたスイセンを食べ、おう吐などの食中毒を起こしました。
2人はすでに回復しましたが、スイセンは有毒で死亡例もあり、県は絶対に食べないよう注意を呼びかけています。

県によりますと、15日、甲賀市に住むいずれも71歳の夫婦が、庭で栽培していたニラを収穫した際、誤って近くに生えていたスイセンも摘み、夕食で、もやし炒めにして食べました。

2人は、およそ30分後におう吐と下痢の症状を訴えて病院で手当てを受けましたが、いずれも16日までに回復したということです。

スイセンは園芸用で親しまれ、自生していることもありますが、県によりますと、根から花まですべて有毒で、葉はニラに似ていることから間違えやすいということです。

スイセンの毒性は加熱しても消えず、妻は、「ニラのにおいがせずおかしいと思ったが食べてしまった」と話しているということです。

全国では死亡例もあり、県はスイセンは絶対に口にせず、判断に迷う植物は食べないよう注意を呼びかけています。

04月16日 19時40分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20210416/2060007319.html